バジルを種から育てる!種まき時期から発芽までプランター栽培で失敗しない方法
2020/06/01
バジルをたくさん栽培してジェノベーゼ(バジル・ペースト)作りに挑戦したいなら、苗を買うよりも種から育てた方が安上がり!
実はバジルって育ててみると手をかけなくても、どんどん増やすことができるので家庭菜園初心者さんにピッタリなんです。
そこでこちらでは初めてバジルを育てみようという方のために種まきをして芽が出るまでのポイントをまとめてみました。
✔プランターでバジルを育てる時に必要なもの
✔種まきの時期と撒き方
✔バジルの芽が出ない時に見直すこと
失敗をくりかえしたからこそわかった絶対に芽が出るバジルの育て方を紹介します。(`・ω・´)
バジルを種から栽培する時に必要な3つのもの
種から栽培ってハードル高そうなイメージもあるけど実はとっても簡単!
種の他にはこの3つを揃えるだけでいいんです。
●底石
●培養土(色んな肥料が混ざっているもの)
培養土はこういうハーブなどの専用のものでもいいし
こういう野菜やお花用のものでもOKです。
大体どんな土に撒いても目は出ますから(笑)
近くのホームセンターにある培養土で十分です。
POINT私も始めはハーブ用の土や色々な肥料を買って慎重に土を配合して栽培してたんだけど、実際に育ててみたらそこまで過保護に育てなくてもいいことがわかりました。
種まき前!プランターに土を入れてみよう
では用意したプランターでバジル栽培ができるように準備して行きましょう。
まずプランターの底に水はけが良くなるように底石を敷きます。
POINT底石はそのまま敷いても良いけど後片づけが結構面倒。そこでよくミカンが入っているネットに入れておくとそのまま取りだして洗うだけなのでとっても楽チンです♪
あとは培養土をプランターの8分目くらいまで入れるだけ。
これで鉢の準備は完了です(*^-^*)
もし色々揃えるのが面倒とかどのくらいの大きさや量を買ったらいいのかよくわからないなら、すべてが揃っている栽培キットを使うという方法もあります。
キットなら何位も考えなくても必要なものはz殿部揃ってるし、土や石が残ることもないので準備も後片付けも簡単です(*^-^*)
バジルの種まきの時期と撒く時に注意したいこと
さてプランターの用意ができたら次は種まきですが、注意したいのは気温です。
一般的には暖地では3月下旬から、温暖地では4月中旬から、北海道などの寒冷地では5月上旬からあたりが目安。
とにかくバジルは暑いのが大好きだけど寒さと乾燥が苦手な植物なので大体気温が平均して20℃を超えないと芽が出てくれないんです。
なので毎日20度を超える頃になるまで待ってから種まきしましょう。
POINT気温が25度を超えるとグッと発芽しやすくなります。
ちなみに管理人が住む地域は朝晩はかなり冷え込むので、5月に入ってからじゃないとうまく成長しません。
<平均気温>
4月:16.5度
5月:20.4度
6月:23.1度
※例年の気温で見ると4月下旬頃に撒けば良いということになります。
4月下旬に種撒きをしたこともあるんだけど、気温が低くなる日も多かったせいか芽が出てもなかなか育たなかったです(´∀`;)
全然育ちませんでした~(;´Д`)
POINT地域やその年の気候によっても発芽時期は変わるので、平均気温が20度を超えるくらいになってから種を撒いた方が成功する確率がグッとアップします。
おすすめのバジルの種まき方法
プランターに種まきするならバジルの種の袋には7-8号の鉢なら真ん中1箇所、細長いプランターなら10cm間隔にそれぞれ3-4粒を撒くといいと言われています。
が、私があえておすすめしたいのは【ばらまき】
用意したプランターに適当にパラパラ~っと種を撒くだけです。
この「ばらまき」ってめっちゃ適当なんだけど(笑)、実は良い苗だけを残せて手入れがしやすい最高の種の撒き方なんです(*´▽`*)
バジルは時期がくるとみるみる成長して大きくなるんだけど、そのままにしておくと葉や枝が混みあって風通しが悪くなってきます。
すると下の葉が枯れたり変色したりするし、手入れも収穫もしにくくなるんですね。
だから芽が出てきたら間引きをして良い状態のものだけをバランス良く残していくのがいいんです。
<間引きとは>
種をまいて発芽したものを、よく育つために間に余分な苗を取り除いて間隔をあける作業のことです。
注意苗の間隔は20cm、最低でも10cm以上あけること!あまりにたくさんの芽を残すとすべてが成長不足になってしまうので間引きながら適度な間隔をあけていきましょう。
バジルを種まきした後に絶対やっちゃいけないこと
さあ種を撒いたら仕上げです。
種って穴に埋めて上から土をかけるイメージがあるんだけどバジルは種に厚く土をかけちゃいけません!
バジルなどシソ科の種は「好光性種子(こうこうせいしゅし)」と言って発芽するためには光が必要。
だから種まきをした後に厚く土をかけてしまうと日光不足で発芽しなくなってしまうので、種を撒いたら上からパラパラと0.5mmくらいの厚みになるように土をかけるだけでいいんです。
あとはその上から優しくジョーロなどで水をたっぷりかけてあげると、種も土になじんで発芽しやすくなります。
注意あまりに勢いよく水をかけると種が流れてしまって、同じところばかりから芽が出てきちゃうのでそーっとかけてね。
バジルの芽はいつ頃出てくる?
種撒気が終わればあとは芽が出てくるのを待つだけ♪
なるべく日が当たる温かい場所に置いておきましょう。
バジルって適切な時期に植えれば遅くても1週間でこーいう芽が出てきます!
バジルの芽って丸っこくって特徴的なので雑草とは全然違うので、すぐにわかりますよ。
バジルの芽が出ない時に見直す3つのポイント
ちなみに種まきから10日以上たったのにこんな芽は出てきてないようなら、種まきは失敗です。
残念だけど気を取り直してもう一度種を撒きましょう。
で、その時になぜ芽が出なかったのか、その理由を考えてみましょう。
多分その原因はこの3つのどれかなので対処法とあわせて紹介しておきますね。
1:種を撒く時期が早かった
朝晩冷え込んでませんか?平均気温は20度を超えてますか?もしまだちょっと寒いようなら種まきはもうちょっと待ってからにしましょう。
2:種に厚く土をかけすぎた
種まきをした時、上から土をかけすぎてませんか?種を撒いたら土はパラパラかけるだけでOK!もし加減がよくわからないなら土はかけずに撒くだけにしてみましょう。
3:種が悪かった
種の管理状態が良くないものとか、去年買ったものだと芽が出ないことがあります。もし上記の1.2に当てはまらなかったら新しい種を買って撒いてみてください。
この3つを見直したら絶対にバジルの芽は出てきますっ(`・ω・´)ゞ
あきらめずにチャレンジしてみてね。
バジルの成長速度は?~我が家のケース~
ちなみに…
バジルって育てる環境によって違うんだけど、我が家では種まきから収穫までこのくらいかかりました!
●種を撒いてから芽が出るまで 3日(遅い時でも1週間)
●種まきから収穫できるようになるまで 32日
日に日に大きくなるバジルを見てると楽しいし、種から育てるとたくさんできるからバジルをふんだんに使った料理も楽しめちゃうので是非種まきから楽しんでバジルを育ててみてくださいね。
バジルを種から育てる方法!種まきから芽が出るまで~まとめ~
バジルを種から育てはじめて約10年になりますが、私もはじめのうちは色々と失敗しました(´Д`)
そして試行錯誤を続けた結果、いかに楽に失敗なく種から育てる方法がわかりました。
基本バジルはほったらかし栽培で大丈夫なので神経質になる必要はありません(*´▽`*)
もし芽が出なくてもその理由を探してまた種を撒けばすぐに芽が出てくるので、あきらめずに挑戦してみてくださいね♪