池田屋ランドセルの特徴や欠点は?色は実物を見た方がいいワケ【体験記】
2019/07/02
娘のランドセル選び第2弾ということで静岡市の池田屋清水店さんに行ってきました。
そこで店員さんに聞いたランドセルの特徴やおすすめの点や、ふと疑問に思って聞いたことなどをまとめてみました!
またさらに実際に行って見てみて感じた懸念事項や娘の反応なども併せてご紹介します。
池田屋のランドセルの特徴!気に入った7つのポイント
ランドセル選び第1弾はイトーヨーカドーで「天使のはね」とヨーカドーオリジナルの「Fine Fit」を見たけど正直これ!という特徴がわからず何となくで終了してしまった私達。
参考 >>>ランドセル選びでイトーヨーカドーへ!
そこで今回はその反省を生かしてまずは店員さんに池田屋さんのぴかちゃんランドセルの特徴を聞いてみることに。
ランドセル愛に溢れる店員さんはたくさんの特徴を説明してくれましたが、まずはその中でも特に管理人が「これはいい!」と思った7つの特徴をご紹介します。
1 軽くて傷がつきにくい!ベルバイオ素材
池田屋さんのランドセルの素材は大きく分けると牛革・クラリーノ・ベルバイオの3種類。
どの素材を選んでもランドセルの形は同じとのことです。
ちなみこれはどちらもアンティークワインという色です。
左)マットクラリーノ
右)イタリア製 防水牛革 プレミアム
こうやってみると全然雰囲気が違うんです。
やっぱり牛革の方が落ち着いてて風合いがあって断然イイけど重さが1,300gなので、1,100gのクラリーノと比べるとちょっと重たい…。
でも池田屋には両方の良いとこ取りをしたのがベルバイオスムースという素材があるのです。
他の素材とも比べてみました
左)ベルバイオスムース
中央)マットクラリーノ
右)ツヤ消しクラリーノ
牛革に近い風合いと、クラリーノの軽さと扱いやすさの両方が揃っているということで主人と私は絶対これだねと確信(笑)
2 背負いやすさにこだわった背カン
上下左右に動く背カンでベルトが肩にくい込むことなくピッタリとフィットする作りに。
大体人間の肩って左右対称はなくてどちらかが上がったり下がったりしてるものですが、これは片方づつ別々に動くのでどんな肩にもぴったりフィットするんだそうです。
確かにこの前ヨーカドーではそこまで詳しく見なかったけど、確かにベルトの上の部分の浮きに違いがあってフィット感に差がある気もします。(あくまでも個人的な感想^^;)
↑天使のはね↑
↑ぴかちゃん↑
3 肩紐調整は出っ張りのないギボシベルトを採用
ランドセルのベルトにはバックルがついているのでそれで長さを調整するメーカーさんが多いですが、池田屋さんはギボシベルトを採用。
これだとバックルの出っ張りがないのでお腹や肘などに当たる心配がないし、先が丸くなっているので洋服にひっかかる心配も少ないですね。
頻繁に長さは調整しないけど、何回も調整したら穴が大きくなってしまうんじゃないですか?⇒ランドセルのベルトは縦に重さがかかるので穴が外れることはほとんどありません。
4 ランドセルのパーツごとに適した素材を使用
牛革製とかクラリーノ製などど言ってるけどそれはランドセル全部がその素材でできているということではなく、本体のカブセ部分の表面と側面部分に使われている素材のことなんだそうです。
だからどの素材のランドセルを選んだとしても、他の部分には違う素材が使われているんだそうです。
●背中の部分:小さな穴が開いた防水人口牛皮
●ランドセルのかぶせの裏:人口牛
これも使いやすさを追求して出た答えなんだそうですよ。
5 A4フラットファイルもOKサイズ!
ランドセルを検討するようになってよく耳にするようになったのがA4フラットファイル。
ただ現在小学校6年生の姪っ子からはほとんど使わないとは聞くけど、やっぱり大きいに越したことはないのでここはA4フラットファイルが入るものを買っておきたいもの。
そこで確認したところ厚み部分は12cm・幅は23cm・深さは31cmとのことでA4フラットファイルはすっぽり入っていました。
しかもベルトで厚みが調整できるマチ部分は最大4.5cmまで広がるのでさらに教科書などが入れられちゃうんだそうです。
6 飽きずに使えるシンプルなデザインが特徴
池田屋さんのランドセルはとってもシンプルで一切かわいい刺繍などが入っていないんです。
あえて言うならステッチに色がついているとか、本体とふち・付属品が選べるオーダーメイドのものがあるくらいです。
それというのもやっぱり刺繍がしてあれば雨が降った時などは縫い糸を通してランドセルの内側に水分が浸透して、ランドセルが傷む原因になるし、飽きがきちゃうことも十分に考えられますからね。
でもこのシンプルで飾りがないのが逆に素敵に見えた私達親子(笑)。だからこの前天使のはねを見に行った時のきれいな色やかわいい刺繍、どれもピンと来なかったのかもしれません。
ただそれだと物足りないという子のために好みの刺繍シールや反射シールなども別売りされていて、好きなところに貼ることもできます。
シールを貼って2年間そのままだったらランドセル自体が焼けてシールの形が付いたり、テープの後が取れなくなったりしませんか?⇒大丈夫です!粘着テープだけじゃなくマジックなども水やマジックリンで拭きとってもらえば落ちます。シールを剥がしたあとも色焼けはしません。
7 池田屋のランドセルは6年保証
最近はどこのメーカーさんでもあるけど池田屋さんも6年保証、代替えランドセル貸与などの保証がついています。
ただ他と違うところは「壊れた理由は問わない」ということ。
つまり故意であっても不意であっても、学校でも通学中でも家でもどこで壊れても無料で直してくれるんだそうです。
本当にどんな壊れでも無料で直してくれるんですか??⇒基本的にはどんなものでも機能上の問題であれば無料で修理交換してくれます。ただし機能上問題のない修理(例えばランドセルの表面に傷が入ってしまったなど)は有料になります。
池田屋さんのランドセルの欠点は?
かなり高得点だった池田屋さんのランドセルだけど、やはりいくつか気になった点もありました。
1:持ち手部分が安っぽく見える
安全性を追求したということで取っ手部分がナイロンループになっています。
なんだか他は高級感と言うか統一感があるのに、ここだけナイロンが使われていてちょっと安っぽい感じに見えます。
確かに金属フックは危なそうだけど、ナイロン部分だけ浮いて見えるしなんか切れそうな雰囲気もあって少し残念な感じ。
2:かぶせの裏の部分が味気ない
ランドセルにかぶせの部分の内側はこんな感じでちょっと味気ない。
これは布などを貼るとどうしてもシワが寄ったり剥がれたりして見た目が悪くなるし、破れたりすれば修理しなくてはならなくなるからあえてシンプルになにも貼ったりしないんだそうです。
でもせめて色がもうちょっとどうにかなったらいいなぁというのが本音。
3:反射板がはじめからついていない
これも他のメーカーさんを見て気が付いたんですが、ランドセル自体に反射板がついていないんです。
というのも一般的に使われている反射板は擦れるとどんどんその効果が薄れていくんだそうで、池田屋さんはその反射板をあえてシール式にすることで必要な学年になってからつけたり、劣化したら交換できるようにしているんだそうです。
でもシール式ってやっぱり接着シールが気になるし、低学年でも冬になればもう4時を過ぎると薄暗くなってくるし、はじめからついていた方がいいような気はするなぁ。
あとは池田屋さんと他のメーカーのランドセルの良いと思ったところと、気になる部分を比べるだけ!
何事もパーフェクトとはなかなか行きませんからね。
池田屋でランドセルを実際に見たら娘の希望色が変わった!
大人は色々と細かいことを気にするけど、当の子どもが気にするのは色くらい^^;
娘が熱望していた「(ドラえもんの)しずかちゃんみたいな赤」もいくつかあったけど、他にもカーマインレッド、ローズレッドあたりも背負ってみたけどなんだかどれもイマイチな反応…。
静岡の清水店は正直そんなに広くないけど店内にお客さんがたくさんいたのでちょと恥ずかしかったみたい(´-`*)
でもやっと慣れて調子が出てきて「これがいい」と言ったのはなんと!(゚д゚)
アンティークワイン!
私と主人がこれ素敵~♪とか言ってたからもしかして親に気を遣っているのかもと思って何度も聞き直したけど答えは同じ。
「こっちがいいよ!だって赤なんてみんなと一緒だし、これがかわいいもん」
それがこのピンクのステッチ。アンティークワインにピンクステッチ…甘辛コーデってやつですね(*^-^*)
ということで池田屋さんに実際に行って見た後のお気に入りランキングがこちら。
アンティークワイン×ピンク
軽くて色もお気に入り!見た目の風合いも◎
第2位:牛革プレミアム カラーステッチ
アンティークワイン×ピンク
とにかく色は譲れない&重さは気にならないということで
あんなに「絶対に赤!」と言っていたのに、実際に見たらコロッと変わっちゃいました。
なんでもそうだけどカタログじゃなく実際に見たら違うことはよくあるのでやっぱり実物を見るのは大事かもと思いました。
池田屋のランドセルの気になる金額は?
子どもが気に入ったものを買いたいけど、やはりお値段だって気になりますよね。 (すべて税込/2016年版カタログより)
クラリーノ:42,120円~51,840円
牛革:54,000円~64,800円
ベルバイオ:55,080円
コードバン:91,800円
工房系ということでちょっと高いかも?と思ってたけど、天使のはねなどと比べてもさほど変わらないので気に入ったものを選んでも大丈夫そうです^^;
池田屋のぴかちゃんランドセルの特徴や欠点~まとめ~
実際に見てみた池田屋ランドセルの良かった所をまとめると
1 軽くて傷がつきにくいベルバイオ素材
2 背負いやすさにこだわった背カン
3 肩紐調整は出っ張りのないギボシベルト
4 ランドセルのパーツごとに適した素材を使用
5 A4フラットファイルもOK
6 飽きずに使えるシンプルなデザイン
7 どんな理由でもランドセルは6年保証
逆に気になったことはこちら
1:持ち手部分が安っぽく見える
2:かぶせの裏の部分が味気ない
3:反射板がはじめからついていない
本店の清水店は本当に”町のかばん屋さん”という雰囲気で都内などにある工房系のショールームとはまったく違った雰囲気でした。
でもお店の人は今日は買わないとわかっても嫌な顔ひとつせずに丁寧に説明してくれたし、買っていないのに提携駐車場の無料チケットを時間分くれたり、とても気持ち良く見ることができました。
確かにランドセルはどこで買っても同じものだけど、こういった細かい心遣いがランドセルにも生きてると思うので、やっぱり大事な娘のランドセルは池田屋さんのようなお店で買うのが安心だと思いました。