乾パンの賞味期限切れどうする?アレンジレシピと氷砂糖や金平糖が入ってるワケ
防災の日を機にお家の防災グッズを調べたら、非常食としてとっておいた乾パンが賞味期限切れに!
捨てるのはもったいないけど、食べても大丈夫なものなのか、また食べられるのであればどうやって食べたらいいのか、ちょっと悩んじゃいますよね。
そこでこちらでは気になる乾パンの賞味期限や、簡単なアレンジレシピ、またなぜか一緒に入ってるちょっと気になるアレについてご紹介します。
乾パンは賞味期限切れたら食べられない?
ズバリ乾パンは賞味期限を過ぎても食べられます。
えー食べて大丈夫なの?と思う方もいると思うので、こちらでは賞味期限と消費期限の違いをご紹介します。
賞味期限と消費期限の違い
まずはわかっているようで意外とわかっていない人も多い、こちらの2つの違いをご紹介しましょう。
賞味期限とは
おいしく食べられる期限のこと。
ソーセージ・ハム・レトルトカレー・インスタント麺・スナック菓子などにはこちらが表示されています。
消費期限とは
安全に食べられる期限のこと。
お弁当・パン・お惣菜・うどん・そば・ケーキなどの生菓子などにはこちらが表示されています。
乾パンの賞味期限はどれくらい?
大体防災用の乾パンの場合、賞味期限は缶入りなら大体5年、袋入りのものは1年程度です。
でも乾パンに表示されているのは「賞味期限」。
あくまでおいしく食べられる期間ですので、缶が錆びていたり、袋入りのものは真空状態でなくなってきている(膨らんできた)ものはやめた方が良いですが、そうでなければ日本缶詰びん詰レトルト食品協会のホームページでも、「おいしさは劣るものの食品としての安全性や衛生面については特に問題ない」と記されているので、個人の判断になりますが食べても大丈夫…ということになりますね。
でも普段から「食品が傷んでいるかどうかの判断に自信がない」という人はやめておいた方が無難でしょう。
乾パンをアレンジした簡単レシピをご紹介!
ちょっぴり賞味期限を過ぎてしまった乾パンは、新しいものに交換したけど、そのまま捨てるのはもったいない!という人はこんなアレンジをして食べてみるのはいかがでしょう。
細かくくだいて…クルトン風
そのまま小さく乾パンを砕きます。
コーンスープなどに浮かべてもいいし、サラダなどにかけてもカリッとした食感が楽しめます。あとはさらに細かく砕いて、パン粉代わりにカツなどの衣として使ってもいいですね。
つなぎとして使う
砕いたパン粉を牛乳などで湿らせて、ハンバーグや肉団子のつなぎとして使いましょう。
乾パンにON!
乾パンの上に板チョコを1片乗せて、10~15秒レンジにかけて少しとかしたら、上にもう1個乾パンを乗せたら「乾パンチョコサンド」の完成!
あとはそのままカマンベールなどのお好みのチーズをのせて、「オードブル風おつまみ」に。ワインにとっても合いますよ。
揚げて砂糖かけ
熱した油にそのまま入れて、揚げて砂糖をかけるだけ。シンプルですが、結構イケますよ!
ピザ生地に!
乾パンを砕いて牛乳にひたし、卵を加え粘りが出るまでよく混ぜます。
出来上がったら適当な大きさに伸ばして上にピザソース・チーズ・サラミなどお好みの具をのせてオーブンで焼いたら「乾パンピザ」の完成!
他には耐熱皿にひいて、牛乳・卵・ほうれん草などを混ぜた具を入れてチーズをトッピングしてオーブンで焼いたら「乾パンキッシュ」ができちゃいます。
乾パンドーナツ
乾パンを粗く砕いたら牛乳に浸します。その後卵、砂糖を加えてよく混ぜたら、直径2cmくらいの棒状にして、油で揚げ、表面に色がついたらあげて砂糖をまぶしつけます。
レアチーズケーキ
ビニール袋に乾パンを入れて細かく砕き、溶かしバターを入れてよく混ぜ型の下に敷き詰め土台にします。クリームチーズに生クリームと牛乳を加え、砂糖・ジャム・溶かしたゼラチンを加えたら型に流し込んで冷やし固めます。
乾パンに氷砂糖や金平糖が入ってるのはなぜ?
さて、乾パンの賞味期限や、賞味期限切れのアレンジレシピなどをご紹介しましたが、乾パンをあけたときに入ってる金平糖や氷砂糖を見てなんでだろう?と気になった方はいませんか?
私は気になりました(^-^;
調べてみたところ、乾パンは水分があまり含まれていないために長持ちするというメリットがあるのですが、そのために口の中の水分が奪われてしまい、とても食べにくいというデメリットがあります。
そこで、氷砂糖や金平糖を一緒に食べて口の中の乾きを補って、飲み物がなくても食べやすいようにしているのだそうです。
また、もうひとつは、災害時にも甘味をとるため。甘いものを食べると気分的に落ち着くし、血糖値もあがり空腹を感じにくくなるというのです。
なるほど、たかが乾パン、されど乾パン!やはり災害時の非常食として使われているのには訳があるんですね。
まとめ
2011年3月以降、特に災害対策への意識も高くなりましたが、中には災害救助や支援の対応も早いのでそんな心配はないという人もいますが、備えあれば患いなし!
是非年に1度、防災の日は1年間何事もなかったことに感謝し、自分でももしもの時のために非常食だけでなく、最低限の備えはしておきましょう!