秋のお彼岸の期間と知っておきたいお墓参りのマナーや持ち物
日本には古くから風習のひとつにお彼岸があります。
お彼岸と言えばお墓参りですが行く時期や時間帯、また服装や持ち物、お墓ですることなど実際に行こうと思ったらよくわからないことってありますよね。
そこでこちらでは気になる秋のお彼岸のお墓に行く日、マナーや簡単な作法についてご紹介します。
秋のお彼岸の期間はいつ?
まずお墓参りの前に、秋のお彼岸の日にちを確認し、いつ行ったらいいかを検討しましょう。
秋のお彼岸とはいつ?
秋のお彼岸とは、秋分の日を中日(ちゅうにち)とし、前3日、後3日を足した7日間のことを言います。
具体的な日にちは例年9月23日頃となっていますが、秋分の日は毎年決まった日付ではないので、お彼岸の時期(彼岸入り・彼岸明け)もその年によって変わります。
ちなみに2015年と、2016年の秋のお彼岸はこちらになります。
彼岸入り:9月20日(日)、中日:9月23日(水)、彼岸明け:9月26日(土)
■2016年(平成28年)
彼岸入り:9月19日(月)、中日:9月22日(木)、彼岸明け:9月25日(日)
秋のお彼岸のお墓参りはいつ行くべき?
お墓参りは、中日にあたる秋分の日に行く人が多く一般的ですが、それも絶対という訳ではありませんので、先ほどのお彼岸中(入り~明け)であれば、あまり中日にこだわらなくても良いでしょう。
それよりも墓参(先祖供養)をする気持ちをもつことが大事なので、家族みんなが揃う日を選んで行くことをおすすめします。
お彼岸のお墓参りに行く際のマナー
行く日にちが決まったら、お墓参りに行く時の時間や服装も事前にチェックしておきましょう。
お彼岸のお墓参りに行く服装は?
お墓参りには、特に決まった服装はありません。
ただし、他にもお墓参りに来られている方もいらっしゃるので、極端に華美な服装や露出の高い服装は避け、香りの強い香水なども避けましょう。
お彼岸のお墓参りに行く時間帯は?
こちらも特に決まりはありませんが、一般的に午前中に行くのが良いとされています。
これは、何かの用事のついでにお参りするのではなく、仏様のことを優先するべきという古くからの教えから午前中が良いと言われているからですので、仕事や遠方などで午前中のお参りが難しい場合は無理をせずに余裕を持っていける時間を選べばいいのです。
お彼岸のお墓参りに必要な持ち物と簡単な作法
行く日にちや時間、また服装などがわかったら、実際にお墓参りに行く時には、こちらのものを準備してお墓参りに行きましょう。
<掃除用>
- たわし(細かい部分用に歯ブラシもあると◎)
- ほうき
- 雑巾(墓石の拭きあげ用にきれいなものもあると◎)
- バケツ
- ごみ袋
<お参り用>
- お線香
- ろうそく
- マッチ (もしくはライター)
<お供え用>
- お花
- お供物 (お菓子・果物・飲み物や、故人の好きだったものなど)
- お供えを置く半紙(もしくはお皿)
また、お寺や霊園によっては、生花も持ち帰らなくてはならないところもあるので、わからない場合は確認すると良いでしょう。
ちょっと知っておきたいお彼岸のお墓参りの仕方
ちなみにお墓参りに行ったときはどのような順番でお参りをしたらいいのか、よくわからない人もきっといるのでは?と思いますが、お彼岸のお墓参りには特に難しい作法はありません。
まずは墓前で手を合わせてから、お墓の周りやお墓をきれいに掃除して、お供えをし、ご先祖様に近況報告をしたり、心から感謝の気持ちを伝えれば良いのです。
まとめ
お墓参りをするのは、お彼岸やお盆などの時だけとは限りませんが、特に秋のお彼岸はご先祖様を敬い、今の自分を育ててくれたことに感謝し、供養する日です。
普段は遠方に住んでいるとか、仕事などで忙しく、なかなかお墓参りに行けないという人も、お彼岸には是非時間を作って家族揃ってゆっくりとお墓参りに行くようにしたいですね。