インフルエンザ解熱後何日で出勤可能?感染期間と咳の感染力は?
2018/01/11
インフルエンザに感染した場合、熱が下がるとどうしても仕事のことが気になって1日も早く出勤したいと思いますよね。
でも解熱後は菌をまきちらしてしまう可能性があるので、特に注意しないといけない時期なんです!
そこでこちらではインフルエンザに感染した場合、解熱後いつから出勤してもいいのか、また感染の可能性がある期間や咳が出ている場合の咳の感染力など、周りへの影響と対策をご紹介します。
インフルエンザは解熱後いつから出勤できる?
まず学校の場合。
インフルエンザに感染した場合は学校保健安全法で、はっきりと出席停止期間が定められています。
【インフルエンザによる出席停止期間】
発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで
(ただし保育所や幼稚園に通う幼児は、解熱した後3日を経過するまで)
発症した日が0日目となるため、最短でも6日間の出席停止になり、解熱した日によっては出席停止期間が延期されます。
(例:1/10に発症した場合、1/13までに解熱すれば1/16~出席可能だけど1/14に解熱した場合は1/17~となる)
ところが会社員などの場合インフルエンザの出勤停止については、はっきりとしたきまりはないのです。
ただ学校法に基づいている会社も多いので一般的には発症後5日、かつ解熱後2日が経過というのが出勤停止の目安となっています。
インフルエンザの感染期間は解熱後どれくらいまで?
学校保健法でも解熱後2日が経過かつ発症後5日目までは出席停止で発症後6日目からは登校が可能とされています。
それは一般的にインフルエンザウィルスは5日でほぼ体内から消滅すると言われているからでしょう。
もちろん年齢や症状などによって個人差はありますが、大人の場合は解熱後48時間が経過すればある程度感染の可能性はなくなると言われているので1日も早く出勤するためにまずは病院で検査をし、いつ発症し、いつ熱が下がったのかをしっかりと把握しておくことが必要です。
インフルエンザ解熱後も咳で感染する!
インフルエンザ感染で多いのは、咳やくしゃみなどをした時の飛沫感染なので特に咳が出ている時は注意が必要です。
確かに学校保健法では解熱後2日+発症後5日を経過するまでは出席停止と定められていますが、「病状により学校医その他の医師において感染の恐れがないと認めたときは、この限りではない」ともなっており流行状況や症状によって医師が判断することが認められています。
インフルエンザ解熱後の菌対策
そうは言ってもいくらインフルエンザとはいえ、1週間も休むのは難しいのが現実ですよね。
でも無理に出勤して周りに感染させてしまうとその方が迷惑にもなり得るので、まだ咳などがおさまらないけれどどうしても出勤する場合はしっかりとウィルスをまき散らさない対策をとりましょう。
◆マスクは必須!
とにかく絶対に外さないこと!できればお昼(半日)で交換しましょう。
◆消毒を持参する
手や指を消毒できるティッシュやジェルなどを持って行き、こまめに除菌しましょう。
◆MYゴミ箱を作ろう
鼻をかんだティッシュや、取り換えたマスクなどはビニール袋に入れてしっかり口をしばっておきます。
これだけの対策をしておけば感染の可能性はぐっと低くなるし、周りの人に迷惑がられることもきっとないでしょう。
まとめ
インフルエンザにかかってしまったら、まずは早く治すことが第一です。
仕事が忙しい、休めないのはよーくわかります。でも発症して症状が収まっていないのに出勤したり、出勤停止期間を過ぎたからと言ってマスクもせずに出勤するのは大人のマナーとしてはいかがなものでしょう。
ウィルスには絶対という対策はありませんが、社会人として正しい判断と対策をして周りに気を遣うことが何よりも大事なことかもしれませんね。