溶連菌に子供が感染した時の症状や薬 登園はいつから可能?
子どもが熱が出て喉が痛いと言い出した!
そういえば最近保育園では溶連菌が流行っていると聞いたけど、もしかしたら感染したのかも?
そこでこちらでは溶連菌に感染した時に見られる症状と、薬はいつまで飲み続けるべきか、また登園はいつからいいのかなどをご紹介します。
溶連菌に感染した子供の症状は?
まずは溶連菌に感染するとどのような症状が見られるのでしょうか。
こちらでは溶連菌に感染した場合の主な症状と、風邪との見分け方、また潜伏期間についてご紹介します。
溶連菌に感染した子供の主な症状
- 発熱(突然の38~39度の高熱)
- 喉の痛みや腫れ
- 発疹(体や手足に小さくて赤いもの)
- いちご舌(舌が白いコケに覆われたようになった後いちごのようなツブツブができる)
その他、頭痛・腹痛・首すじのリンパ節の腫れなどの症状も見られる場合もあります。
ちなみに風邪と違って咳や鼻水などの症状はほとんど見られないというのも溶連菌のひとつの特徴です。
溶連菌と風邪の見分け方
溶連菌に感染しているかどうかは、症状を見ただけでは判断ができません。
きちんと病院に行き、検査キットを使って鼻や喉の粘膜をとって調べれば10分程で結果が出ますので、まずは受診をすることをおすすめします。
溶連菌の潜伏期間はどれくらい?
溶連菌の潜伏期間は大体2~4日(平均3日)と言われています。
ですのでもし感染した場合は大体2~4日後にこれらの症状がでるでしょう。
溶連菌と診断された子供への薬は?
溶連菌と診断されると、熱や喉の痛みを和らげる薬の他に、病気の原因となる溶連菌を退治する抗生物質が10-14日分処方されます。
溶連菌の薬はいつまで飲めばいい?
大体発熱や喉の痛みは2-3日もするとなくなりますが、このような症状がなくなった後も医師に処方された薬はしっかりと飲み続ける必要があります。
それは症状が収まっても体内から完全に溶連菌が消えたわけではなく、再発の可能性があり、時には心臓弁膜に障害を引きおこすリウマチ熱や急性糸球体腎炎などの続発症(合併症)につながる場合もあるからです。
POINT2~3日で熱が下がって喉が痛くなくなっても、もらったお薬はきちんと飲み切りましょう。
溶連菌が治った子供はいつから登園してもいい?
発熱などの症状は大体2-3日で収まったら、保育園などにはいつから登園してもいいのでしょうか。
これははっきりとした日にちは定められていないので、熱が下がったら、発病後7日を経過してから、完全に治癒してからなどその見解も様々ですが、熱が下がって症状が周りに感染する可能性がないと医師に判断されれば、登園しても良いでしょう。
もしくは通っている保育園での決まりがあればそれに従って登園させましょう。
溶連菌に感染した子供には尿検査を!
医師や園から登園OKと言われれば、普通に保育園に行っていても良いのですが、溶連菌に感染した場合は、発病後3~4週間後に尿検査を行って尿に異常がないかを調べます。
これで異常がなければもう安心なので、熱などの諸症状がなくなって薬を飲み切っただけでなく、しっかりと尿検査までしましょう。
まとめ
溶連菌は抗生物質を投与してしっかりと治さないと、合併症を引き起こす可能性があります。
また溶連菌に感染したかどうかは、検査をしないとはっきりわからないので、やはり高熱が出た場合は安易に風邪かな?と思わず、きちんと病院に行って診察をしてもらいましょう。
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