地元民も知らない?!御殿場の駿河療養所は桜と富士山の絶景スポットだった!
2018/04/15
御殿場には桜が鑑賞できるお花見スポットがたくさんあるので地元民の私も毎年必ず秩父宮記念公園とか時の栖あたりにお花見に行っています。
でも実は桜と富士山がキレイに見えるお花見の超穴場スポットがあるという噂を聞いたんです。
その場所は神山地区の山奥にある国立駿河療養所。
普段は関係者以外立ち入り禁止なので聞いたことがない人も多いと思うんだけど、この桜の時期だけ特別に一般開放されているんです。
ということで地元に住んで40年以上、初の駿河療養所の桜見学に行ってきました^^
御殿場のお花見の超穴場スポット国立駿河療養所
まずは国立駿河療養所についてご紹介しますね。
名称:国立駿河療養所
住所:〒412-0033 静岡県御殿場市神山1915
電話:0550-87-1711
療養所の桜のお花見一般開放の基本情報
●一般開放日:例年3月下旬~4月上旬
●開放時間:9時~16時まで
●入場料:無料
●駐車場:お花見用として2つの駐車場有(約50台分)。料金は無料
注意2018年は3月23日~4月8日まで!一般開放日以外は関係者以外は立ち入れないので注意してくださいね。
駿河療養所内の桜はマジすごかった!
では人生初の駿河療養所の桜鑑賞をレポートしてみまーす。
ここが国立駿河療養所の入口。
ちゃんと看板も立ってます^^
POINT観光客で連日賑わっている「御殿場高原時の栖」からならここまで車で5分程度です。
桜が見えるところはこの入口から1.7キロ先。かなり山奥にあります。
あまりに山道が続くので不安になるかもしれないけど数100mおきにある看板を信じて登っていきましょう。
やっと入口に到着(*´▽`*)
初めて来たけどかなり広い敷地のようです。
で、肝心のお花見はどこでできるかというと…
真っすぐ行くと途中で左と右に分かれているんだけどどちらにも絶景ポイントがあるみたいなのでまずは真っすぐ進んでみます。
POINTできたらこの看板を写メしていきましょう。進んでいくと道や桜の場所がわからなくなっちゃいます。(なりましたw)
道を進んでいくと道路脇にもあちらこちらで桜が咲いてます。なんだかワクワクします~♪
分かれ道の目印はこの第5センターという建物。
まずは右手の方に上ってみることに。
しばらく進むと間もなく⑥の駐車場に到着。すると…
お~~!
早速見事な枝垂れ桜が
満開です~(*^▽^*)
そのすぐ隣には⑧納骨堂があります。
石碑らしきものとか…
鐘の周りにも枝垂れ桜がいっぱいです。
ちなみに納骨堂と鐘の間には東屋みたいな屋根付きのベンチがあるのでちょっぴり休憩しながら桜を見ることができました。
次に地図の左手方向にあった桜スポットに移動することに。
車に乗って今度は第5センターの左方向の道を進みます。
この辺が④のポイントあたり。道路脇にもいっぱいです~
途中まで行くと道が分かれているので車は右側(水色矢印)の方向に上にある駐車場に停めて、左側の道(ピンク矢印)を進んでさらに奥にある①旧納骨堂と③さくら公園を目指します。
すると間もなく③のその名も「さくら公園」に着きました。
まさに満開!圧巻です~。
曇っていた&私のへたっぴな写真のせいでキレイさが十分に伝わらないのが残念ですが、市内一と言っても過言ではない桜です(^O^)
ここにもちょっとしたベンチがあるのでまさに桜の木の下でのお花見が楽しめます。
で、この左側の細い道を進むとさらに山の上に登れるようになってます。
上っていくと今度は見上げていた桜が下に見えてきました。
桜を上から見下ろすなんてことはなかなかないですよね^^
POINTただ結構な上り坂なので足に自信のない方は下から見上げるだけにしておきましょう。
7-8分上って頂上の①旧納骨堂跡地に到着しました~。
結構息が上がったけど(笑)頑張って上るとこんな景色が待ってます。
しかもこの日は曇ってて見えなかったけど晴れていれば雄大な富士山も見ることができるんです~。
イメージ的にはこんな感じ^^;(写真で紹介できなくてごめんなさいっ)
ここにもベンチがあるのでひと休み。
上がった息とプルプルした太ももをお休みさせますw
ちなみに車を停めてから歩いたところの全体図はこんな感じ
※矢印は富士見橋、①旧納骨堂、③さくら公園です
POINT敷地内には至る所に桜が咲いていて移動しながらでも桜を満喫することができます。結構広いのですべて歩いて回るとたっぷり1時間以上はかかりますね。
撮れなかった私が言うのもなんだけど、せっかく行くなら富士山と桜の写真を撮りたいですよね?
ならばできるだけ早めの時間に行くことです。
ちなみに私が行った日も朝は富士山の姿が見えていたんだけど、春は晴れていても昼頃になると富士山がかすんでほとんど見えなくなっちゃうし、夕方近くになると富士山方向を見ると逆光になっちゃうからきれいに写真が撮れないんですね。
だから午前中のなるべく早目の時間に行くのがおすすめです。
療養所でのお花見の注意点!こんな人は行かないでね
そして最後になりますが大事なことをお伝えしておきます。
この国立駿河療養所(以降駿河療養所)というのは東海北陸地区唯一の国立ハンセン病療養所なんですね。
ハンセン病は菌による感染症でかつては不治の病とされ、患者だけでなく家族も差別を受けて隔離をされていたのだそう。
そのため故郷に帰れないとか、帰ることができても帰らない人もいたために敷地内には礼拝堂や納骨堂などもあるんだそうです。
ここでは今でも療養をしながら暮らしている人達がいるために普段は関係者しか入れないんだけど、桜の時期に期間限定で特別に一般開放されているんです。
な・の・で
こちらでお花見を楽しむにはこんなことに注意しましょう。
駿河療養所でお花見をする時の注意点
1:車は低速走行で
看板にもありますが車は20キロ以下でゆっくりと走りましょう。
道幅も狭いし行った日には職員の車が往来していたり、入所者が歩いていることもあります。
2:飲酒はNG
あくまで療養所なので飲酒は厳禁です。
ただし飲食がダメというわけではないそうなのでちょっとした飲み物や軽食程度ならベンチに座って食べてもいいそうですよ。
3:基本静かにお花見を楽しむ
とにかくじっくりと桜の美しさを楽しむためのスポットと言えます。
行ってみるとわかるんだけど療養所ということもあってとにかく静か。山奥なこともあって大きな声を出したらやまびこで返ってきそうな感じです。
またお花見に行った日には何人かの入所者が職員に付き添われてお散歩をしている姿も見かけたので、やっぱりワイワイは禁物ですね。
こんなお花見がしたい人は別の場所がおすすめ
基本的に短い時間で桜の花を鑑賞したい人向けの場所なので、こんなお花見をイメージしている人はちょっと考えた方がいいかもしれません。
●賑やかにお花見がしたい
ビニールシートを敷いて長時間飲食しながらワイワイと…はできません。
●お酒を飲みながらお花見がしたい
飲酒はNGです。
●車で行けない人
療養所に一番近い駅からでも歩いて40-50分はかかるし、敷地も広いので全部の桜の鑑賞スポットを周るとかなり歩きます。
でもとにかく桜はすごくキレイなので一見の価値あり!
楽しく賑やかにお花見も楽しみたいならこちらでお花見をした後、車で7分程度のところにある【御殿場高原 時之栖(ときのすみか)】へ移動してみては?
時之栖なら夜桜も鑑賞できるからまた違った雰囲気のお花見が楽しめるし、様々なレストランでは地ビールがいただけますからね!
ちなみにこれは2018年、療養所のお花見と同じ日の夕方の時之栖の桜トンネル。
まだまだ見頃ですよ~(*^-^*)
御殿場の桜の超穴場スポット【国立駿河療養所】まとめ
国立駿河療養所は御殿場で生まれ育った私も今年初めて行ったんだけど、本当に見事な桜でビックリしました♪
御殿場で桜を楽しむなら是非一度は行って欲しい場所の1つですね。
ただ何度も言うけどお酒を飲んだり騒いだりはできないので…
●純粋に桜を楽しみたい人
●のんびりゆったりとお散歩をしながらお花見を楽しみたい人
●じっくり写真を撮りたい人
こんな人におすすめのお花見スポットです。
そして行く時は是非早めの時間にカメラを持って行ってみてくださいね。
きっと私が撮って紹介した写真の数十倍きれいな桜が楽しめるはずですよ~。