ノロウィルスが回復する日数と食事はいつから?回復後に良い食べ物は何?
2016/12/03
凄まじい嘔吐と下痢が特徴のノロウィルスは、感染性胃腸炎を引き起こす冬場に猛威を振るう怖いウィルスのひとつです。
こちらではノロウィルスに感染した場合の回復する日数と、食事はいつから取れるのか、また回復期におすすめの食べ物・避けたい食べ物などをご紹介します。
ノロウィルスが回復する日数は?
ノロウィルスに感染後、回復に向かう日数は一般的に2-3日、長くても4-5日と言われています。
ただこれは個人差があるのでひどい嘔吐と下痢であったとしても、それで体内のウィルスを出し切ってしまえば1日で良くなる人もいるし、なんとなくスッキリしない状況が1カ月近く続く人もいます。
ちなみにノロウィルス自体に効果がある薬などはないため、基本的には安静に過ごし自然治癒力による回復を待つしかありません。
ただ病院に行けば整腸剤や吐き気止めなどを出してくれるので、嘔吐や下痢が続く期間は処方された薬を飲みながら脱水症状にならないようしっかりと水分補給を行いましょう。
ノロウィルスに感染した時の飲み物
ノロウィルスに感染した時に良い飲み物
まずはじめは少量の白湯から飲み始めます。
白湯を飲んで30分程度経っても吐くなどがなければ薄めのほうじ茶や番茶などのお茶類や、ポカリスウェットなどのスポーツ飲料などを飲むと良いでしょう。
POINT冷たいものは胃腸を刺激してしまうので冷やさず常温で飲みましょう。
ノロウィルスに感染した時に避けた方がいい飲み物
刺激が強い飲み物の摂取はしばらく控えましょう。もちろんアルコールも完治するまではダメですよ。
- ウーロン茶
- 紅茶
- コーヒー
- 柑橘系のジュース
ノロウィルス感染後の食事はいつから食べていい?
感染後丸1日以上が経過し、腹痛・嘔吐・下痢の症状がなくなれば徐々に食事をとり始めましょう。
ただ胃腸はまだかなり弱っている状態なのではじめは消化が良いおかゆから食べ始めます。
おかゆを食べた後に吐き気がないことが確認できたら、様子を見ながら少しづつ食事の種類や量を増やしていきましょう。
ノロウィルスの回復後におすすめの食事は?
おかゆが食べられるようになったからと言っても、すぐに普通の食事にするのは禁物です。
しばらくはおかゆなどの他、消化の良いものや、胃腸の回復に効果的なものを食べましょう。
ノロウィルスの治りかけにおすすめの食べ物
- 煮こみうどん
いつもより柔らかく煮たものに。はじめは具はいりません。
- あんかけうどん
柔らかく煮たうどんに出汁とおろし生姜を入れたあんかけをかけて。生姜には吐き気を抑える効果もあります。
- 野菜スープ
ミネラルが豊富な緑黄色野菜を入れて柔らかく煮て、薄いコンソメ味で!体も温まります。
- 豆腐と玉子のスープ
中華スープに豆腐と溶き卵を入れたら、水溶き片栗粉で少しとろみをつけて。タンパク質には胃の粘膜を作ってくれる効果があります。
- ヨーグルト
乳酸菌の働きで、腸の修復や炎症を和らげてくれます。
- 茶わん蒸し
- プリン
- すりおろしたりんご
ノロウィルスの治りかけで避けたい食べ物
- カレーやシチューなどの香辛料を使ったもの
- 梅干しやニンニクなどの刺激物
- から揚げや天ぷらなどの油っこいもの
- 食物繊維を多く含むもの(きのこ類、ごぼう、トウモロコシなど)
- 甘いもの(お菓子やデザート類)
まとめ
1週間もするとおかゆなども飽きてきて味の濃いものや刺激物、またお酒なども飲みたくなるかもしれませんが徐々に治ってきたところにいきなりそのようなものを食べるとまた具合が悪くなる場合もあります。
発症後10日~2週間くらいはできるだけ胃に優しいものだけを食べるように心がけて辛いノロウィルスを乗り切ってくださいね。