結婚式のご祝儀袋でかわいいものは失礼?寿と御祝の短冊はどっちを使う?
2018/10/04
お友達の結婚式はご祝儀袋を選ぶのも楽しいですよね。
友達のイメージに合わせてちょっと変わった洋風の可愛いご祝儀袋を買ったけど、やっぱり水引がないのはダメ?とか、寿・御祝・白無地の3枚の短冊がついているけど、どれを使ったらいいのかわからない!と焦っちゃうことも。
そこでこちらでは気になるご祝儀袋のマナーと、短冊の使い方についてまとめてみました。
結婚式のご祝儀袋でかわいい洋風のタイプは失礼?
文房具店やコーナーなどに行くと、色んなご祝儀袋があってどれにしようか迷っちゃいますよね。
友達の結婚式なら、ちょっとかわいいご祝儀袋なども選びたくなっちゃうけど「あの人あんなご祝儀袋持ってきてマナー知らずね」とは思われたくないですよね。
でも安心してください!
職場の上司、先輩など目上の方なら、かしこまった感じのご祝儀袋にするべきですが、友達の結婚式であればカジュアルなデザインのご祝儀でも失礼には当たりません。
●アートフラワー+水引
●リボン型の飾り
●お花+チュール
●大きな立体型お花のコサージュ
●バラなどのモチーフ
●手ぬぐいやハンカチタイプ
POINT基本的にお祝い全般ではなく、結婚式専用のものを選びましょう。
結婚式には避けたいかわいいご祝儀袋の種類
結婚式用のご祝儀袋であればほとんど問題はないのですが、中にはちょっと避けたいタイプのものもあります。
●アレンジされた水引が蝶結びに見えるもの
結婚式にふさわしいご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋は中身の金額に応じて選ぶのもマナー。
あまりにも立派な袋に入れてもおかしいし、あまりに安そうな袋でも配慮に欠けていると見られてしまうので、金額に合ったご祝儀袋を用意することが大事。
ちなみにご祝儀袋はご祝儀の1%程度が目安。
友人のご祝儀相場は大体3万円と言われているので、大体300円前後のご祝儀袋を選ぶといいでしょう。
また結婚式のご祝儀袋の水引は「結び切」「あわじ(あわび)結」など一度きりで解けないものが基本。
「花結び=蝶結び」は解ける結び方で何度あってもいいお祝いごと(出産・入学・新築等)に使いますので、選ぶ時は水引にも注意して選びましょう。
POINTカジュアルなご祝儀袋は意外といいお値段がするし、友人ならわざわざ可愛い物を選んでくれたと喜ばれることもありますが、水引・熨斗のついていないものは正式なものではないことは理解しておきましょう。
結婚式のご祝儀袋につけるのは寿?御祝?
友人の結婚式ならカジュアルなご祝儀袋でも大丈夫なことがわかってほっと一安心したのも束の間、今度は袋の中には「寿」「御祝」「白無地」の3枚の短冊が!
結婚式にはどの短冊を使ったらいいのでしょう。
結婚式のご祝儀袋につける短冊
一般的に慶事のご祝儀には「寿」「御祝」「御結婚御祝」どの短冊でもいいと言われているんですが、やはり結婚式におすすめなのは一番丁寧な「寿」の短冊です。
もちろん「御祝」でも失礼にはあたらないんですが、「御祝」は出産祝いや入学祝い、新築祝いなどのお祝いごとのに使う方が一般的です。
ちなみに結婚式の受付を実際に見ていると9割以上のゲストは「寿」のご祝儀袋を持ってくるので、やはり「寿」の短冊を使うのがおすすめです。
ご祝儀袋についている英語表記の短冊
あとカジュアルなご祝儀袋だと「Happy Wedding」などの英語がプリントされた短冊が入っていることがありますよね。
これもパーティーの雰囲気やお友達のイメージに合うのであれば、友人の結婚式に限っては使用しても良いでしょう。
残念ながらそれ以外の親族や職場関係の結婚式には「寿」の短冊にした方が無難です。
結婚式のご祝儀袋についてる白い短冊の使い道
そして気になるのがもうひとつ。あの真っ白な短冊って本当は何に使うものなのでしょう。
実はこの白い短冊の使い方にはいくつかの説があるんです。
②失敗した時の予備
③出産や新築など任意の御祝ごとに合わせて使うため
④「寿」や「御祝」の短冊の下に重ねて使うため
ただ注意したいのは④の寿などの短冊を上、白の短冊を下に二枚重ねて使うケース。
これは「二重の喜び」を表すとも言われていますが、結婚式では重ねるは「忌み言葉」とされているためタブーとも言われています。
これについては地域やしきたりなどによっても捉え方が違うのでどっちが正しいとは言い切れませんが、少なくても2枚重ねていないから失礼とは思われないので「寿」や「御祝」と書いてある短冊一枚だけにするのが無難です。
まぁ結局使い道は決まっていないので練習用として使うのが一番いいですね。
POINT白い短冊の使い道にはっきりとした決まりはない。用途や自分に合った使い方をすればいいのです。
まとめ
ご祝儀袋のマナーについては色々な説や考え方があって、どれが本当なのかわからなくなることもあります。
もし迷う場合は風習によって違いもあるので、身近な年配の方の意見も聞いてみるのもひとつの方法ですし、特にないのであれば結び切りの水引のついた300円程度のご祝儀袋を選び、寿の短冊に名前を書けば間違いはありません。
でもなによりも一番大事なのは中身ですから、ご祝儀袋にばかり気を取られて入れ忘れたなんてことがないように注意してくださいね。
いざご祝儀袋を書いてみるときっとここも気になる^^