お彼岸で仏壇に供える花とタブーな花!アレンジがおすすめの理由とは
2017/02/13
お彼岸で実家に行くことになったので仏壇にお供えとお花を用意していこうということになった。
失礼のないような花を選んで持って行こうと思うけど、仏壇にお供えするお花の決まりやタブーがよくわからないと言う人もいますよね。
そこでこちらではお彼岸の仏壇にお供えとして持って行くお花についてまとめてみました。
お彼岸で仏壇にお供えするお花
宗教などによって違いはありますが、やはり一般的なお供えするのに適したお花を持って行くのが無難ですよね。
そこでまずはお供えにおすすめのお花からご紹介します。
仏壇にお供えする花のおすすめは?
お供えのお花と言うとやっぱり菊を想像しますよね。
確かに菊はお供えにふさわしいお花ですが、菊でなければいけないとか和花でなければいけないということはないのでまずは仏壇へのお供えにおすすめのお花をご紹介しましょう。
- 菊
- ピンポンマム
- ユリ *鉄砲ユリ
- 胡蝶蘭
- デンファレ
- アルストロメリア
- トルコキキョウ
- カーネーション
- ガーベラ
- デルフィニュウム
さらに秋のお彼岸なら
- キキョウ
- リンドウ
春のお彼岸なら
- アイリス
- スターチス
- スイートピー
など見た目が控えめで清楚な印象の花などがおすすめです。
ちなみに通年お花屋さんにある菊は扱いやすく長持ちもするのでおすすめですが、中でもピンポンマムは花びらも落ちないので仏壇にお供えするにはぴったりです。
欧米で改良されたキクなのでオシャレでいつも変わった感じも、ご先祖様に感謝しご挨拶する特別な日のお供えとしておすすめです!
お彼岸のお供えの花の色は何色がいい?
基本的にはどんな色のお花でも良いと言われていますが、真っ赤なお花は血の色で仏様に対して失礼と言う説が多いので、できれば「赤」は避けて選ぶのが無難です。
- 白
- クリーム
- 黄色
- 淡いブルー
- 青
- 淡いピンク
仏壇に供えする花でタブーとされているもの
仏壇にお供えするお花はどんなお花・どんな色でも良いとも言われていますが、一般的にタブーとされているお花は避けた方が間違いありませんね。
仏壇のお供えにはダメとされる花の種類
◆トゲのある花
バラ・アザミなど
指に刺されば血が出る。血の赤は仏様に失礼とか仏様の居心地が悪くなるため避けるべきと言われている。
◆花がポトリと落ちるもの
椿・サザンカなど
花自体が一気にポロリと落ちるので、首が落ちる(もげる)イメージや即死を連想させるため。
◆強烈な色の花
深紅のバラ・彼岸花など
特に赤は血を連想させるためにタブーとされていますが、あまりに濃い色の花も不向きと言われています。
◆臭いのきつい花
カサブランカなど
迷惑になるため。またユリは花粉も飛び散ることもあってタブーなお花とされています。
◆猛毒植物
キョウチクトウ・彼岸花など
仏様が食べたら血を吐いて毒死すると言われているため。
◆ツル植物
朝顔・クレマチス・ジャスミンなど
切り花では少ないですが、ツル性植物はからみつくために昇天できないためと言われています。
POINT一般的に仏壇用として売られているお花では見かけないものばかりなので、お花屋さんやスーパーなどに行ったら「仏花」と呼ばれるものから選べばほぼ間違いはないでしょう。
お家や故人にあわせて選ぶことも大事
ただ良いと言われているお花も、タブーとされているお花もあくまでも一般的に言われていることです。
中には真っ赤なバラが好きだったのでトゲを取り除いてお供えする方もいますし、造花も絶対にだめというところもあればごく当たり前なところもあります。
またどんなお花を選んでも創価学会は生花はお供えしないなどの決まりがあるようなので万人がいいと言う絶対的な正解はありません。
ですから伺うお家の事情、また故人のことを考える”気持ち”がなによりも大切なので、どんなお花が喜んでもらえるのかをよく考えて選ぶことが大事です。
仏壇にあげる花はアレンジがおすすめの理由
お花の種類や色はお花屋さんでも相談できますが、アレンジメントか花束どちらにするかは自分で決めないといけませんよね。
これもどちらがいいということはないので、好きな方を選べば良いのです。
ただ管理人は何度かお彼岸やお盆などにお宅に伺ってみて、花束ではなくアレンジメントを持って行くように決めました。
それはなぜかと言うと、まず仏壇のあるお宅ではお彼岸にはお家の方がお供えされたお花が両脇に飾ってあります。
なのでお家以外の人が持って行ったお花は仏壇の近くにお供えをしますが、特にまだ新しい仏様の場合はお供えものやお花がたくさん届いているんです。
すると花束だと花瓶が足りなくて困っていたこともありましたし、その後も水揚げなどのお手入れもしなくてはなりませんが重たい花瓶を持ち運ぶのはおばさん達にとっては厳しいんだそうです。
その点アレンジメントならそのままお供えもできるし、お水もペットボトルなどに入れてあげるだけでいいので手間も最小限で済みますからね。
またお家の方の手間を減らすことも考えてか純白の胡蝶蘭などの鉢植えなどを持って行く方も最近増えてきています。
以前は鉢植えは「不幸が根付く」とされお供えにはタブーだったのですが、最近では気にする方も減ってきましたし純白の胡蝶蘭には清浄効果もあるし高貴なお花とされているのでお供えとして検討してみてもいいですね。
POINTあくまでもお供えのお花は仏様のためで、お家の方の手間は二の次ですが少しでも長くきれいなお花をお供えしたいという気持ちを持って選べばきっと仏様も喜んでくださるはずです。
まとめ
お彼岸のお供えには一般的な菊などの控えめなお花を持って行くのが無難ですが故人が好きだった花があればそれでも構いません。
特に秋のお彼岸は「祖先を敬い亡くなった人々を偲ぶ日」という意味があり、自然に感謝しご先祖様に祈りをささげる日本ならではの大切な行事です。
今の自分があるのはご先祖様のおかげ。
普段はなかなかご先祖様を敬うことができない方も、お彼岸という機会にお墓や仏壇にそっと手を合わせ日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。