一周忌を迎えた義父の香典とお供え 嫁の親からはどうする?
2021/03/31
義父が亡くなって早一年、今度は一周忌法要があります。
葬儀から四十九日、新盆と続きましたがその度に頭を悩ませているのが香典とお供え物です。
というのも旦那の親とは一緒に住んでいないし、遠方で風習も考え方もまったく違うから香典やお供え物をどうするべきかがよくわからないんです(=_=)
そこで静岡に住む私たち夫婦が行ってみてわかった宮崎の旦那のお父さんの一周忌についてまとめてみました。
一周忌を迎えた義父への香典
離れて暮らしているとは言え旦那は長男なのでお呼ばれした時と同じように香典を持って行ってもいいものか?という疑問がでてきました。
長男だけど家を出ている夫は香典を包むべきか
まず香典を持っていくべきか。
かなり悩みましたがやはり持って行くことにしました。
一般的には親と一緒に住む長男なら”招く側”になるので香典は不要なんですね。
でも夫の場合は家を離れずっと遠くで暮らしているので一般的な後取りの長男ではない。
しかもこれまでの法要はすべて義母が準備して費用も全額負担しているので、どちらかというと”招かれる”という形だから持って行った方がいいんじゃないかと考えたんです。
だって持って行って「いらない」と言われるのと、持って行かないで「香典も持ってこなかった」と思われるのとどちらの方がいいかを考えたらやはり前者でしょう。
なので香典は必要という判断をしました。
POINT悩んだ時・わからない時は香典は持っていくべし。
義父の一周忌のご仏前の金額
香典の相場も調べてみたけど地域やその家ごとに考えが違うのではっきりわかりません ┐(´Д`)┌
でも基本的に1人1万円という意見が多かったので、私たち夫婦+子供1人(7歳)で3万円を包みました。
内訳としては大人ひとり10,000円、子供は5,000円でいいんだけど、さすがに25,000円を包むわけにはいかないので切り上げて三万円という感じですね。
ちなみに葬儀の時にはお義母さんに香典ではなく葬儀費用として20万円を渡したんですが受け取らず。
新盆の時は香典として5万円を包んだけど3万円は返されました。
そんな経緯もあって多すぎると受け取らないだろうけど、夫にとっては実の親の法事になるので気分的に出さないわけにもいかないので3万円が適当だろうと判断しました。
POINT金額に迷った時は世の中の相場と言われている1人1万円を包むべし。
一周忌に来た人へのおもてなしにかかった費用
一周忌の法要はお坊さんが家に来てお経をあげ、その流れでお墓に行って終了です。
ただそのあとにみんなでお斎(おとき)という食事会をするので、それを考えるとざっと見てこのくらいかかっています。
引出物:2,000円
うちは大人2人と子供1人なので合計15,000円かかることになりますね。
よく食事がある時の法要の相場は一万円なんて聞きますが、かかる費用と法事を行う義母の負担を考えればやはり一人一万円は妥当と考えられますね。
義父の一周忌のお供えはどうする?
長男が親の一周忌で持っていく香典について調べていたらお供えも持っていくのが当然という意見がチラホラ。
そこで亡くなった主人のお父さんはとにかくお酒が大好きだったので私達の地元の銘酒を持って行きました。
一般的にお供えは故人が好きだったものとか、こんなものを持っていくことが多いようです。
- 菓子折り
- お花
- 果物
- 線香セット
- 海苔
お菓子ならあとで参列してもらった人たちにお下がりとして配ることもできますね。
あとは生花をあげるような地域では、ちゃんと用意しておかないとないとお花を用意した親戚から「身内なのに花も出してない」なんて思われることもありますからね。
心配であればお義母さんに事前に確認をしておくといいでしょう。
お供え物の金額
一般的に金額は2,000円~5,000円程度のもので十分です。
今回用意したのは純米大吟醸「金明」という日本酒。2,315円也。
そんなに高いものじゃないけど地元でしか売ってないお酒だからきっと喜んでくれるはず。でも720mlじゃ天国であっと言う間に飲み干しちゃうかも(笑)
まぁもうちょっとランクの高いお酒にしたり高級な菓子折りを選べば5,000円くらいになっちゃうし、お花であれば最低でも5,000円はかかるのでもう少し高くなるかもしれませんね。
注意仏様へのお供えは手土産とは別。つい遠方からだと手土産=御供としてしまいがちだけどここは別物と考えて用意をしていきましょう。
一周忌の香典 嫁の親からはどうする?
あとは私(妻側)の親からもご仏前を用意するかどうかも迷いましたが香典は包みませんでした。
というのも一般的に法事は招待行事なので案内がなければ何もしないという認識が強いのでご招待がなければ香典もお供えもいらないと考えられています。
でも私たちが住む静岡では親族の法事には香典を包むのが一般的なので四十九日の時に預かってきた香典を出したんですが受け取ってくれなかったんですね。
そう、義母の住む地域ではやっぱり招待していない人からの香典は頂かないんですって。
ところ変われば品変わるっていうことですね。
だから渋々ですが今回は旦那の家の流儀に従うということで母に納得してもらい嫁側の親からの香典はなしにしました。
香典は出さないことにした嫁の親の心遣い
旦那のお父さんの一周忌の香典は出さないことにはしたけどそれでは母の気が済まないということでお供えだけは持っていくことにしました。
私たちはお酒を持っていくことにしたので母からは法要にぴったりの「田子の月」のもなかにしました。
ちなみにこの最中、中にお餅が入ってるのが特徴で甘すぎないから以前手土産で持って行った時にすごく評判が良かったんです。
季節限定のもなかも販売されているのでスタンダードな最中と混ぜてもいいんですよ~。
ただ欠点は賞味期限が短いこと。
買う日によるけど最長でも7日程度しかないから手土産や御遣い物にするならもうちょっと長い方が良いと思います^^
POINT嫁の親からの香典はやめてお供えだけにしたのは結果的には大正解!義母も気を遣うことはなかったし私の母の気持ちも納まったので、風習の違う両母の気持ちを考えた最善の方法になりました。
離れて暮らす長男の義父の一周忌の対応~まとめ~
離れて暮らす旦那の父の一周忌に私たちが用意していったもの
●香典は1人1万円を包む
●お供えを持っていく
いつも冠婚葬祭などの行事ごとで思うのは地域やその家の風習によって”常識”とされる対応が大きく異なるってこと。
だから考えてもわからないからその都度「うちではこう考えてるのですがそちらで失礼はないでしょうか?」とお義母さんに聞いてみるのが間違いないと感じています。
ただ聞けないこともあるし「気を遣わないでいい」とあっさり言われる場合もあるので、そういう時は一般的な準備をしていくしかないんですよね。
あと嫁側の親からは招待があった場合だけ香典やお供えを持っていけばいいんだけど、気になるようならお供えだけでも持っていくといいということもわかりました。
本当に冠婚葬祭ってコレっていう絶対的な決まりがないから悩んじゃうんだけど、実際に行ってみると長男の嫁としてお義母さんのお手伝いを一生懸命することが一番大事なことかも。
嫁って本当に嫁って大変です(;´Д`)
長男のお嫁さんはこちらも参考に☆