栗の渋皮煮の皮のむき方と簡単な作り方!上手な保存方法は?
2015/08/21
栗の渋皮煮って大変そうだけど、作り方のポイントがわかればお家でも意外と簡単にできちゃうんです。
そこでこちらでは、栗の渋皮煮をお家で作るための簡単な皮の剥き方や、作り方、また長くおいしく食べるための保存方法などをご紹介します。
栗の渋皮煮で大変な皮のむき方を簡単にする方法
まず渋皮煮はその名の通り、渋皮がついたままの状態で煮るので、外側の鬼皮という固い皮だけを剥かなくてはいけないのですが、渋皮まで剥いてしまったり傷つけてしまうと煮崩れてしまうので、この鬼皮だけを剥くというのが意外と難しいんですね。
ではまず栗の鬼皮を簡単に剥く方法からご紹介していきましょう!
栗の鬼皮を簡単に剥く方法
① 栗と水を鍋に入れ火にかけます
② 沸騰したらすぐに火を止めしばらくおきます
③ お湯が手が入れられるくらいになったら栗を取りだす
④ 栗の膨らんでいる方のザラザラとツルツルの境めのところに刃を入れて剥く
⑤ 周りの鬼皮を剥いて最後にザラザラの部分を取る
■新鮮な栗を使う
■熱湯にしばらくつけてから剥く
■切れ味の良いナイフを使う
栗の渋皮煮の作り方!簡単に作る方法とポイントは?
鬼皮が剥けたら、いよいよ栗の渋皮煮を作っていきましょう!
簡単な栗の渋皮煮の作り方
栗:500g(剥いたもの)
重曹:大さじ3
砂糖:200~250g(栗の重さの約半分を目安に・お好みで調整)
リキュール:お好みのものを適量
① 鍋にたっぷりのお湯と先ほどの栗を入れて強火で茹でる
② 沸騰してきたら大さじ1の重曹を入れジュワ―と泡が出たら火を弱める
③ そのまま5分程煮たら、火を止めざるにあげる
④ 表面を軽く洗いながしながら渋皮をそっと取り除く
⑤ ①~④をあと2回繰り返す
⑥ 黒い煮汁が出るようならさらに何度か繰り返す
⑦ ザルに栗をあげ渋皮にある黒い筋を取り除く
⑧ 鍋に栗とひたひたの水を入れて火にかけ、1/3の砂糖を入れる
⑨ フツフツしてきたらあく取りシートを乗せ、しばらく煮たら火を止める
⑩ 少し冷めるまでそのまま置き、⑧~を繰り返す
⑪ 最後にリキュールを入れ、弱火にかけてしばらく煮たら完成☆
■火加減は基本【弱火】焦げには要注意!
■煮崩れた栗は煮汁の濁り防止のためにも早めに取り除く
■焦らずゆっくり!2日にかけて煮て冷ますを繰り返してもちょうどいいくらいです
渋皮煮の栗を上手に保存しておく方法
たくさん渋皮煮ができたら、保存しておいて少しづつ楽しみたいですよね。
そこでこちらでは栗の渋皮煮の保存方法を保存期間別にご紹介します。
渋皮煮を1カ月くらい保存したい場合
① 鍋に水とビン・キャップを入れて火にかける。
② 沸騰したら軽く泡が上がる程度の火力にして10分程煮沸する
③ きれいなフキンの上に割り箸を置き、その上にビンを乗せ乾燥させる
④ 乾燥したらまだ熱い栗と煮汁を瓶の口1cm下くらいまで入れて蓋をする
栗の渋皮煮を瓶に入れて長期保存する場合
① ①~④までは同様。フタはギュッと締めない
② 鍋に①の瓶を並べ、8分目くらいまでお湯を注ぎ沸騰したら蓋をきつくしめる
③ さらに鍋に瓶を戻し約20分弱火で煮沸する
④ ビンを取り出しそのまま冷ます
⑤ フタの表面がペコっと凹んでいたらOK!
⑥ 冷めたら冷蔵庫などの冷暗所で保管しましょう
まとめ
栗の渋皮煮は1度作ってみてコツがわかると意外と簡単にできますし、きちん処理をすれば長期保存も可能なので、長く渋皮煮を楽しむこともできます。
栗ごはんもいいですが、栗がたくさん手に入ったら今年の秋は是非渋皮煮にも挑戦してみてくださいね。
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