七草粥はいつ食べる?夜でもいい?合うおかずはどんなもの?
2020/01/06
1月7日は七草粥を食べる日と言われていますよね。
最近ではスーパーでも七草粥のセットが売っているので、簡単に作ることができますよね。
でも七草がゆって朝・昼・夜いつ食べてもいいのでしょうか。
そこでこちらでは本来七草粥は朝・昼・夜のいつ食べるものなのか、またどんなおかずと一緒に食べるといいのかなど、七草粥のちょっと気になることをご紹介します。
七草粥はいつ食べるもの?
七草粥は1月7日に食べるものとされています。
なぜ七草粥が1月7日なのかと言うと、江戸時代に幕府が「人日の節句(七草の節句)」として五節句のひとつに定めたことから一年の無病息災を祈りながらを食べる風習が一般の人々にも広まったからと言われています。
※「五節句」とは…1月7日(七草の節句)、3月3日(桃の節句)、5月5日(菖蒲の節句)、7月7日(七夕祭り)、9月9日(菊の節句)
また1月7日は「松の内」というお正月期間の最後の日であることから、お正月のおせちやごちそうやお酒で疲れた胃を野草で回復させるためとも言われているんですね。
まぁお正月で疲れた胃腸を労りながら一年間病気やケガなどをしないようにお祈りしましょうっていうことですね(´▽`*)
七草粥を食べる時間はいつ?
七草粥は神様に感謝したり、お願いしたりする行事なので本来は朝に食べるものとされています。
確かに神社へのお参りなども一般的に朝が良いと言われていますからね。
そのため七草粥は前日の夜に囃し歌に乗せ、七草をまな板の上で包丁の背などを使ってトントンと叩いて細かくしてお米と混ぜておき、朝に炊いて食べるというのが本来の風習です。
♪七草なずな 唐土の鳥が 日本の国に 渡らぬ先に ストトントン♪
春の七草を作る時に歌われている古いわらべ歌です
七草粥を夜に食べるのはあり?
本来、七草粥は朝に食べるものとわかっても朝はパン食に決まっているとか、朝からお粥は食べたくないという人もいますよね。
確かに七草粥は朝に食べるものかもしれませんが、家庭の事情はさまざまなので朝に食べるのが厳しいのであれば夜に食べてもいいんです。
というのも私が調べたところ
●夜に食べたら縁起が悪い
●朝に食べないと意味がない
という云われは一切ないからです(*^-^*)
そんなこともあってか最近は朝にこだわらずお昼や夜に食べるという人も増えているんです。
なので1月7日は「人日の節句」であり七草粥は本来は1月7日の朝に食べるものということは忘れずに、ご自身の生活スタイルに合わせて頂きましょう。
POINT特に帰りが遅くなってしまう人こそ、胃に優しくて消化も良くヘルシーな七草粥は夕食にピッタリですよ。
朝でも夜でも七草粥が簡単に作れちゃうレシピ2つ
朝、夜
どちらで食べるにしても簡単に作りたいですよね。
そこでそれぞれのタイミングに合わせた簡単七草粥の作り方を紹介します。
忙しい朝にぴったり!炊飯器で作る簡単七草粥
仕事などをしていると、朝からお粥を炊くのはちょっと大変ですよね。
そんな時は簡単手間いらずなこんな方法で作ってみるのはいかがでしょう。
炊飯器に米・水・お好みの調味料(塩・鶏がらスープの素・醤油など)を入れておかゆコースを予約する
【当日】
七草はきれいに洗い、さっと熱湯にくぐらせて細かく切り、お粥が炊けたらそこに入れてしばらく蒸らす
POINT本来の作り方とはちょっと違いますが、とっても簡単な現代風レシピです。
うまみたっぷりの七草粥を夕飯で作ろう
炊飯器で作る簡単七草粥も良いけど、やっぱり朝は厳しいという人は夕飯で!
お米から炊いてみるのがおすすめです。
① 七草の葉物は細かく刻み、塩をして絞り熱湯にくぐらせ青臭さを抜く
② 大根とカブは刻んでおく
③ おかゆを炊く時に②と干し貝柱を入れて一緒に煮る
④ 煮えたら水気を切った①と塩を入れて仕上げる
POINT七草の下処理をきちんとすると塩だけでも充分美味しく出来上がります。お米から炊いたお粥はとっても美味しいですよ~。
七草粥に合うおかずは何?
七草粥は疲れた胃を休めるという意味もあるのでおかゆだけでも良いですが、それだと物足りないという人もいるでしょう。
そんな時はあまりこってりとしたものではなく、消化にいいおかずを一緒に食べると良いでしょう。
- 鮭やさわらなどの「西京漬け」
- あじなどの「ひもの」
- かぼちゃや肉じゃがなどの「煮物」
- ごぼうやれんこんなどの「きんぴら」
- 「だし巻き卵」や「茶碗蒸し」などの薄味の卵料理
- ほうれん草や小松菜などの「お浸し」
- お好きな「漬物」
- 昆布や海苔などの「佃煮」
こちらも参考に(^_-)-☆
参考【COOKPAD】みんなの七草粥の夕飯レシピをチェック♪
七草粥は夜でもいい?合わせるおかずは何?~さいごに~
今は1月7日に七草粥を食べるということも知らない人も増えてきましたが、日本の古くからの風習にはそれぞれ意味があります。
是非その意味もちょっと考えながら、たっぷり食べて楽しんだお正月を七草粥で締めくくってみませんか。