結婚式の服装で40代男性が着るスーツ!親族はダブル?ネクタイは?
40代の従弟の結婚式にお呼ばれされたら、やっぱり黒スーツではなく礼服?シングルではなくダブル?40代で参列する親族の結婚式には、どんな服装をしていくべきか悩みます。
そこで20年くらい前に買った礼服はそのまま着てもおかしくないか?今と昔では何か変わりはあるか?など、普段スーツを着ない40代の夫が親族の結婚式に着ていくべきスーツや服装のマナーについて調べてみました。
結婚式の服装で40代男性が着るスーツ
最近は20代から30代前半だと結婚式には通常のダークスーツに、シャツやネクタイも明るい色のものを合わせて着る男性が増えました。
そんな流れもあってか、若い人が親族以外の友人の結婚式などで黒の礼服を着ていると浮くとさえ言われていますから、20代から30代前半ならば避けた方が無難です。
でも40代ともなると話は別です!
あまりに派手なスーツやカジュアルな恰好では恥ずかしいし、どの立場の参列者から見ても失礼がなく、周りから見ても浮かない服装を心がけないといけませんよね。
ではどんなスーツを着るのが良いのでしょう。
知っておきたい礼服のランクとは
まず結婚式などに着る「礼服」には大きく分けて、正礼装、準礼装、略礼装、平服と 4つのランクがあるんです。
準礼装:タキシードやディレクターズスーツなど
略礼装:冠婚葬祭で着る黒のスーツ(一般的に礼服と呼ばれるもの)
平服:最近の結婚式で若い人に多く見られるダークスーツなど
結婚式で新郎新婦の父親は「正礼装」のモーニングを着るのが一般的ですが、もし親族ということで略式装ではなく準礼装にするのであれば、昼ならディレクターズスーツ(黒の上着+ストライプのズボン)、夜ならタキシードということになります。
でも正直そこまでしている親族の方はほとんどみかけませんし、着なれいない人が着るとかなり貸衣装間がでてしまう危険性もあるので、よほどの結婚式でなければ正装をしていくことはないでしょう。
結婚式で着る礼服と黒スーツの違い
ちなみに主人が持っているのは、20年前に買ったダブルの礼服と、シングルの黒のスーツ。
もうそんなに結婚式に呼ばれることもないから、どちらかを着ていけばいいかなとも思ったのですが、礼服と黒のスーツには大きな違いがあるのだそうです。
それはズバリ【色】なんです!
同じ黒でもビジネススーツで使える普段着スーツと礼服えは黒は色の深さがまったく違うので、特に礼服を着ている人と並ぶとその差は一目瞭然!良い礼服ほど本当に真っ黒なのだそうです。
またその他にも礼服と黒スーツにはいくつかの違いがあるんです。
- ベントなし(上着の後ろの割れの部分)
- 襟はピーク(襟の先端が尖っていて上向き)
- パンツの裾はシングル
つまり黒のスーツはカジュアルで、見る人が見ればすぐにわかってしまうということなんですね。
それを踏まえてもやはり40代であれば、親族の結婚式には略礼服の礼服(ブラックスーツ)を着ていくと良いでしょう。
結婚式の服装で親族の男性はダブルが基本?
親戚の結婚式で着る礼服というと、ダブルの礼服を想像しませんか?
私はしてましたが(^^;)、ある程度年齢を重ねたらやはりダブルの礼服を着るのが良いのでしょうか?
礼服のシングルとダブルは年齢で選ぶ?
ダブルは前の打合せ部分を大きく重ね合わせているため、身体を大きく見せ、なんとなく偉そうに見えるという効果があり、そのため昔は若い人はダブルのスーツを禁止する会社もありました。
確かに歳を重ねてくるとお腹が出て来る人も多いことから、必然的に中高年以上に好まれていたこともあって、ダブル=中高年というイメージがあるのかもしれませんが、中高年だからダブルを着るべきということはありません。
ダブルかシングルかはあくまで好みなので、恰幅が良くシングルが似合わない体系ならば、若い人でもダブルの礼服を買うのもありなんです。
40代の礼服!シングルとダブルどっちを選べばいい?
ダブルの方が貫禄があって良いなどと言われた時代もありましたが、最近はダブルはあまり流行ってないので洋服店の店員さんもダブルを勧めることはほとんどなくなりました。
実際に20代から30代の若者だとほとんどがシングルを選びますが、40代でも今は半々くらいです。
これもあくまで個人の好みですから、実際に着てみてどちらの方が似合うかを見て選べばいいでしょう。
結婚式の服装で男性親族がするネクタイ
ネクタイは弔事には黒、慶事には白というイメージがありますから、親族の結婚式で礼服を着るのであれば、白のネクタイをすればいいかなと思ったのですが、この辺も最近少し事情が変わってきています。
実は最近はシルバーグレーのネクタイをするのが一般的なんです。
真っ白なネクタイは時代遅れとか、野暮ったいとか、それこそおじいちゃんくらいの年齢の人しかしないものとさえ言われているので、白にするにしても少し柄の入ったものを選ぶ人が多いのです。
結婚式の礼服のネクタイに合わせるポケットチーフの色
チーフの色はシャツに合わせて白にするというのは、正礼装や準礼装のマナーです。
ですから略礼装の礼服なら、シルバーグレーのネクタイでもチーフは白絹のものでも、グレーチーフでもマナー違反ではありませんから、好きな方を選べばOKです。
ただしあまり色が違うものよりも、共のものの方がよりスマートにオシャレに見えるかもしれません。
結婚式の礼服に合わせるシャツ
黒の礼服、いわゆるブラックスーツには無地の白シャツを合わせるのがマナーです。
たまにストライプなどの織りの入ったシャツを着ている人がいますが、それではカジュアルになってしまうので、結婚式などのフォーマルな席では失礼にあたります。
ここはあまり深く考えずに、ごく普通の無地の白シャツを合わせましょう。
まとめ
男性の礼服は一度買ってしまえば流行に左右されることはないと思っていましたが、実はそうでもないことがわかってちょっとびっくり!
中には喪服と礼服を1着で済ませるのはおかしいという意見もありますが、どちらでも使えるものを買っておくのも良いという意見もあるので、今後はお葬式など弔事で着ることも増えるので、真っ黒・シングルのきちんとした礼服を買っておかねばです。
また20年前に店員さんに騙されて?買った黒と白のストライプのネクタイはやはりどちらにも使う機会がないので、今回は結婚式用にオシャレさを取り入れたシルバーグレーのネクタイとチーフも併せて購入しようと思います。
はやり40代なら、恥をかかないためにもきちんとしたマナーをわきまえた服装を選ぶことも大事ですが、その上でおっさんぽくならないようにも心がけたいですね。